ハローワーク岩国(所長 上野浩治さん・次長 青木義哉さん)

生活していく上で、「働く」ことは切っても切れない必要不可な要素。
住まうところが変わっても、働き続けていくことは変わらないでしょう。
新天地での生活は、自身の仕事やキャリアを深く見つめ直す良い機会にもなります。

働きたい人を支える大きな存在として、岩国公共職業安定所(以下“ハローワーク岩国”)。
話してくださったのは、所長を務める上野浩治さんと次長の青木義哉さん。

―最近の就職、とくに企業側の雇用に関する傾向で感じていることを教えてください。

青木さん:今は特に働きたい人が、比較的仕事を選べる“売り手市場”の傾向です。
企業側も同じ目標に向かって、一緒に働いていく同志を多く得たいのです。
近年、特に人材確保のために積極的な受入れ体制をアピールする企業も少なくありません。

上野さん:新卒就活と違い、中途採用の場合は基本的に自分一人で情報を集めていかなければなりません。
積極的な情報収集の姿勢が大切です。また、ご自身の仕事に対する価値観や適性などを知ることはとても重要と言えるでしょうね。

青木さん:ご存知の方も多いと思いますが、ハローワーク岩国ではタッチパネル式のパソコンを活用して求人情報を得られます。
全国540か所で公開されている膨大なデータから、就業場所・職種・賃金・休日など、希望条件に合う求人を絞り込んで探すことができます。

―ネットサービスでの検索も手段の一つといえますね。

青木さん:そうですね、お自宅のパソコンやスマートフォンを使って「ハローワークインターネットサービス」(https://www.hellowork.go.jp)から好きな時間にじっくり求人検索できるので、有効活用してもらえればと思います。

―今は遠方で生活しているけれど、将来的に岩国で仕事に就きたいと考えている方へアドバイスを頂けませんか?

青木さん:ネット上で気になる求人を見つけたら、まずは現在お住いの最寄りのハローワーク窓口で登録されてください。
そして、ここがとても重要ですが、ハローワーク岩国へ是非コンタクトをとってください。お電話でも結構です。Web上で集められる情報には限りがあります。ご相談いただく中で、転職の目的や希望する職場の条件が明確になる場合もありますから。

―相談しながら自己分析も出来るわけですね。自分の望むキャリアプランのヒントがあると言えそうですね。

青木さん:直接対話を通して職歴の詳細や実績・人柄を確認することは双方のミスマッチを防ぐための大切なステップなんです。

―最近、“マッチング”という言葉をよく見聞きします。
ハローワーク岩国でも地元企業との独自の求人説明会を積極的に開催されているようですね。

青木さん:ええ。検討する職業の幅を広げ、働きたい人の選択肢を増やしていくことにも力を入れています。月に2回、異業種企業をセッティングして自分に適した仕事かどうかを見極める機会としてぜひ参加してもらいたいと続けています。近頃では参加企業も大変積極的なんですよ。応募企業が順番待ち状態です。評価される面接ではなく、業界・職種の情報収集ツールとして活用していただきたいですね。

上野さん:働き方が多様化する昨今。岩国に住んでいても、働く場所は必ずしも岩国市内に限定されるものではないでしょう。周南地域や広島なら、岩国から車や電車で十分通勤圏内です。錦帯橋空港を利用すれば、東京への出張も負担にならないでしょうし。住むならやっぱり岩国が一番ですよ(笑)

毎日のちょっとした時間でも、お手伝いさせてほしいと終始にこやかに話してくださった上野さんと青木さん。

ワーキングスタイル・ライフスタイルを見直したくなったりしたとき。また、結婚して家族を持ち、住環境や子どもの教育について考えたとき。「自分や家族が最も充実して過ごせる場所」が思い浮かびますか?

ハローワークは忙しいあなたの強い味方!

ハローワーク岩国

山口県岩国市山手町1-1-21
TEL 0827-21-3281
ご利用時間:
月曜~金曜 8時30分~17時15分(土曜・日曜・休祝日及び年末年始休み)