imm cofee&roastery  津田将央さん・雪映さん

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子育てと起業を岩国で

二人は同級生
津田将央さんと雪映さんは、山口県立高森高校(岩国市玖珂町)の同級生だった。
将央さんは、カヌー部で全国高校総体4位というスポーツマン。
ところが、卒業後の進路は料理の専門学校(関西)へ。子どもの頃から料理が大好きだったから。
将央さんは卒業後、順調に料理の道を歩んでいた。
憧れのフランス料理店(東京)に就職し、「さあ、これから」という時、思いがけない出来事が起きた。
遠距離恋愛だった雪映さんとの間に子どもが、「できちゃった!」。
将央さんが出した答えはもちろん結婚。そして、「田舎に帰ろう。実家もあるし、子どもを育てるなら田舎がいい…」。
雪映さんは嬉しかったが、ちょっと複雑な気分だった。
「子どものために、夫に夢を諦めさせてしまった」と思ったから。

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夢、ふたたび
実家に暮らしながら、将央さんは建築屋で働き始めた。
そしてある日、雪映さんはレストランの求人情報を夫に手渡す。あるレストランが料理人を募集していたのだ。
厨房に入ればやはり、料理が面白い。そして、コーヒーの奥深さを知った。
その内、自宅に生豆を取り寄せて焙煎し、同僚に飲んでもらって感想を聞くようになった。
「美味しい」と言われて、ますますハマっていく将央さん。
そして、「コーヒーの店を自分でやりたい」と雪映さんに相談する将央さんがいた。
開業が大変なことは承知の雪映さんだったが、心のどこかでホッとしていた。一度は手放した夫の夢が戻ってきたから。

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インスタ映え
2017年9月、夫婦は念願のコーヒー店を錦帯橋近くにオープンさせた。
資金を抑えるため、できるだけ自分たちで店を改装した。その手作り感が逆に「おしゃれ」と言われた。
テイクアウトのときに使うカップホルダーも自分たちでデザインし、これがまた「インスタ映えする」と、評判になった。
コーヒーの焙煎、接客に販売、野外イベントへの出店など、二人は毎日、忙しい。
その間に子ども3人にも恵まれて、充実した日々を過ごしている。
「子育てなら田舎がいい」。
その決断がなかったら、地域で評判のコーヒーショップは存在しないし、何よりも、子どもたちを育てながら店を営むなど、あり得なかっただろう。

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今、将央さんには新しい夢が芽生えている。フランス料理を応用した新しいフードビジネスの構想である。
岩国にありながら、全国に発信するような新事業が生まれる可能性を秘めている。
子育ても起業も、夢が叶ったのはこの岩国だった。

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imm cofee&roastery岩国市岩国1-20-46
TEL/0827-88-0040
営業時間/9:00~18:00
休/水曜・他(イベント出店時)