イラストレーター やのひろこさん

仕事は緑に囲まれた場所で

岩国の風景に一目惚れ
「なんて素敵な場所なんだろう…」。高校生の時に初めて錦帯橋を訪れたときに思ったという。
父親の転勤で、九州や中四国の様々なところで生活をしたやのさん。岩国市に引っ越したのは高校生のとき。岩国で2年間過ごし、広島県の大学へ進学。そのまま広島市のゼネコンへ就職。仕事は順調だった。でも、大きな組織の中の1人として働いているうちに、「企画から完成まで携われる仕事がしたい」と思うように。それが今のイラストレーターの仕事だったという。。

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思い立ったらすぐ!
経験はなかったけれど、28歳の時、念願のイラストレーターデビュー。初仕事は、広島の商業施設のフロアガイドに使用されるイラストの作画。それから1年後には、「次は東京の仕事がしたい!」と東京の出版社を訪ねた。30歳の頃には全国から依頼が来るほどに。

自由に選べる働く場所
36歳の時、2人の子供と一緒に広島から岩国へ移住。岩国を選んだのは、高校生の時に見たあの風景が忘れられなかったから。「自然も豊かで空気もいい。子育てする環境にも恵まれていて、住むなら岩国が絶対おすすめ!」とほほ笑む。最近は空港ができたおかげで、朝出発して、東京で仕事前にランチなんてことも。
「今はネット社会。場所を選ばず仕事ができて助かります」と、今日も緑に囲まれたお気に入りのカフェで、アイディアを考えている。

錦帯橋近くにある緑に囲まれたカフェはお気に入りの場所。
大きな楠が見えるテラス席は、カフェのオーナーが教えてくれた特等席なんだとか。