岩国市こども館
今日の子育てをめぐる環境は年々変化しています。
家族をとりまく居住環境、地域における人とのつながり方等…
親と子の成長を地域全体が支えるという考えの下に、子育て中のパパやママ、そのご家族を見守りながら、人の輪づくりを進める中心となる「場」を提供しているのが岩国市こども館。本日はその館長・月森さんにお話しを伺います。
月森館長:『赤ちゃんや子どもって本当に綺麗でしょう。』嬉しそうに語りだした月森先生。
正直で、嘘がないじゃない。職員も毎日パワーをもらっていますよ。
いつも笑顔で迎えてくださるとってもチャーミングな月森先生。そばに居ると、パァッと明るいひかりに包まれるような感覚に。お話を伺っているうちに、段々と身体の内側がポカポカと温かくなってくる。
―本当に様々な玩具があるのですね。わたしが子どもだったら、どれから遊ぼうか迷ってしまうほどです(笑)
月森館長:そうですね、これでも少しづつ時間を掛けて充実させてきたんですよ。子どもたちは思い思いのお気に入りを見つけて自由に遊んでいます。
月森館長:“ぼくはこれで遊びたい!” “わたしは次にあちらのお部屋へ行きたい!”と… 主体性をもって行動している子どもたちを見るのは微笑ましくもあり、頼もしいものですよ。
ここ(こども館)では、ついていくのはママの方。私たち職員は、それを見守って必要な時だけちょっと手助けしてあげるだけなんです。
―どのお子さんも伸び伸びと、リラックスしているようですね。遊び道具・玩具の豊富さもさることながら、開館中子どもたちが遊んでるにも関わらず雑然とした感じが一切ないのですね。常に整理整頓されている。職員の方々のきめ細やかな気配りと動きが目に見えるようです。
月森館長:もちろん、職員が気を遣っている部分もありますが(笑)
ほとんどは「使う前には断わりを入れてから、使ったもの・借りたものはきちんと元に戻す」そういった事を関連付けて、遊びの中で自然と身に付けてもらうように促しています。
―そうでしたか、子どもたちにとっては遊びの中にも学びがあるのですね。
その他、館内で特に気遣われていることはありますか?
月森館長:開館前の毎日の事前チェックは本当に時間を掛けて行っています。職員が一つ一つの玩具を手にとって、汚れのふき取りから始まり、欠けているものはないか、不備はないか等とにかく入念な確認をしています。
事前チェックを終えたら、今度は遊びに来てくれる子どもたちが喜んでくれる手間も惜しみません。ある職員は、毎朝園庭にある砂山に階段を手作業で作り上げるんです。もはや職人技ですよ(笑)
―手入れの行き届いた道具や美しい園庭で安心・安全に遊ばせることが出来る。保護者の方にとっても一番ですね。館内随所に職員の皆さんの気持ちがこもっているのが伝わります。
月森館長:そうなんです、『安心・安全・笑顔』 これがこども館でのキーワード。職員一同、大切なお子さんを“一緒に育てさせてもらう”という気持ちで日々接しているんですよ。
地域の子育てを支援する親によるネットワークや地域のボランティア、幼稚園や保育所等を中心とした親のネットワーク、行政による子育てに関する学習機会や情報の提供、相談体制の整備等。子育てには様々な連携は欠かせません。
発育や育児に不安を抱えている親御さんがいらっしゃれば、保健センターと速やかな連携で不安を解消したり、問題を素早く見つけて迅速に対処できます。
豊かな経験と温かな見守りで来館する子どももおとなも迎えてくださる、岩国市こども館の職員の皆さん。
岩国にお住いの皆さんだけでなく、ぜひぜひ足を運んでみて下さい。
きっと『また行きたい』『会いに来たい』気持ちになりますよ。
岩国市こども館
岩国市桂町2丁目6-1
TEL:0827-24-0888
開館時間:10:00-17:00